今回はバーレッスンの順番や流れをお話ししていきますね。
まずは、
全体のレッスンの流れをおさらいしてみましょう。
①バーレッスン
②センターレッスン(ストレッチ・筋トレもあり)
③アンシェヌマン(短い曲に合わせていろいろな動きの組み合わせを踊ること)
④ポール・ド・ブラ~レヴェランス~(腕の動きからご挨拶)
このように
全体のお稽古の流れはバレエ教室に共通しています。
目次
バーレッスンの順序とバレエ用語
それでは、
一般的なバーレッスンの順序について
お話ししていきます。
そうそう、バレエ用語についてですが、流派の違いや国の違いで
同じ動きでも呼び方が変わることもありますが、
ほぼ、フランス語が基本となっています。
バーレッスンでも身体の負荷は
小さく、静かな動きから 大きく早く動きとなるように
組み立てられています。
バーレッスン
センターレッスンでも、
1曲ごとに先生が振りを指示して、
簡単におさらい(動きの確認)して、
はい、みなさんどうぞ
という形で進められていきます。
① Plie(プリエ)
足のポジション1番~5番を取りながら、
膝の屈伸、上体を前、横、後ろに倒していきます。
手の振り、首の角度、上体の使い方など、先生の振り通りに
やってみましょう。
②Tendu(タンデュ)
バットマン タンデュともいいます。
バットマンは打つ という意味。
打つように強く、
膝を伸ばしながら、前、横、後ろに
1歩づつ出して、戻して、を繰り返します。
簡単そうで、でも、バレエ的な美しさを要求される、
意外に神経を使う動きです。
つま先、足首を意識しながら動くことで、バレエらしい
美しさが出る基本のポーズです。
③Jete(ジュテ)
グラン・ジュテというと大きく飛ぶポーズになりますが、
投げる という意味で、動きとしてはタンデュが床についた
状態で動くのに対し、足を投げ出すように床から離れて、
空中で止める動きになります。
これも前、横、後ろと出して、戻してを繰り返します。
その時、足が左右入れ替わったりして、はじめは慣れるのに
時間がかかるかもしれませんが、
こちらも踊りによくでてくる基本です。
④Rond de Janbe Par Terre(ロン・デ・ジャンプ・パール・テール)
一般的にロン・ド・ジャンブ・ア・テールという発音になります。
動きとしては片足で半円を描くようにつま先を動かしていきます。
ア・テールというのは床についた状態のことで、
足を床から離した時はアン・レールとなります。
大きく半円を描いたり、小さく2回、3回、4回と回す時もあり、
股関節の動き、上体が付いていかない(お尻ごと動かさない)
ように注意します。
⑤Fondu(フォンデュ)
バットマン・フォンデュともいいます。
フォンデュは溶けるようにという意味で、
ゆっくり粘り強く足を動かしていきます。
両膝を曲げた状態から片足を前へ、伸ばしていきます。
地味な動きですが、筋肉を使う動きです。
⑥Frappe(フラッペ)
バットマン・フラッペ フラッペは叩くという意味。
足を強く出しながら、つま先をたたくようにすべらせていく、
テンポの速い動きです。
つま先を蹴りだすときに、軸足(立っている方の足)の
くるぶしにかかとをつけた状態から蹴りだしていきます。
膝から下の動きなので、慣れないとちょっと苦労するかもしれません。
⑦Adagio(アダージオ)
ゆっくりなテンポの音楽でその音楽にあわせた、動きになります。
手の動きも足も大きくゆっくりですが、
バランスや柔軟性(足を高く上げたり)が問われますが、
上げた足をキープしたり、ゆっくりと動かし続ける、
体幹、パワーが必要になります。
アダージオで柔軟・ストレッチをいれる先生も多いと思います。
よく見る、Y字バランスやバーに片足を乗せる、
バレエのレッスンのイメージですね。
⑧PetitBattment(プチバットマン)
プチは小さいの意味。小さく速く足を動かしていきます。
軸足にたたきつけるように片足を動かし、軸足、くるぶしの
前、後ろ、につけていきます。
⑨GrandBattment(グランバットマン)
グランは大きいの意味、
足を大きく、高く、放り投げるイメージで
前、横、後ろに早いテンポであげていきます。
上体をフラフラさせない、体幹、腹筋が大切ですが、
足を高くあげることに集中するなら、
お尻ごと動かしても大丈夫です。
が、ほとんどの先生は
というか、バレエの動きとしては、
上体はキープしたまま、股関節から下、脚だけを高くあげ、
アラベスクのように後ろに出すときだけ、
上体(骨盤)が前に倒れる、という前提で
レッスンするので、上半身はどうであれ、
とにかく脚を高く上げればいいと思うと、
注意されます。
ここで、一通りのバーレッスンが終了です。
ここまででも、はじめは体力・気力 使いますね。
まず、先生のおっしゃった、「振り」を覚えるだけでも
一苦労です。
とにかく始めは、前の人をみて、同じようにやる。
それで十分ではないでしょうか?
これからもまだまだ続きますよ!
一緒にがんばりましょう!