バレエのお稽古に一番必要なものとしてあげたいのは、
バレエシューズでしょう。
何ならレオタードだって、2の次くらいでも。
動きやすいTシャツやスパッツみたいなものでも、お稽古は出来ますからね。
ですが、バレエシューズはないと困ります。
裸足では足が痛いし、動きにくいですし、上履きみたいな靴や、スニーカーではバレエに必要な足裏の筋肉が使えない。
バレエでは足の指までも使わなくてはならないので、指が自由に動き、床を足裏で感じられるバレエシューズを履きます。
ルルべやタンデュといった指を使った パ(動き・ポーズのこと)を繰り返し練習することで、バランス感覚を整え、トゥシューズで立つための筋肉や足全体の強さを鍛えていきます。
目次
バレエシューズの種類
バレエシューズには、ソールの形が2種類あります。
ソールがかかとと足の前がわに2つ別れているタイプ:スプリットタイプ
フィット感があり、つま先を伸ばした時に足裏のアーチをきれいにみせてくれます。
ソールが足裏全体にあるタイプ :フルソールタイプ
安定感があり、足裏の筋肉を鍛えたい方、キッズに向いています。
素材:革製、布製、つま先部分が革製など。
金額は 2,000円~3,000円が相場です。
素材や形に種類がありますが、今回はそのシューズのお手入れ方法について
ご説明いたします。
レッスン後のお手入れ方法
一見濡れていないようでも、足は汗をかいています。
濡れたまま、放っておくと、臭いやカビの原因にもなりますし、シューズが傷みやすくなるので、レッスンが終わって、家に帰ったら、シューズ袋からだして、風通しが良いところに干しておきましょう。
週1のレッスンなら1足でも間に合いますが、週2、3回だったり、発表会が近くなって、毎日のようにレッスンするときは、1足だけでは乾きにくかったり、傷みやすくなるので、もう1足購入するとよいでしょう。
2足あると、交互にはけて、どちらも長く使うことができます。
バレエシューズこんな時どうする?
たくさん履いて、たくさんレッスンしていくと、バレエシューズにも、あなたの努力の痕跡がでてきますよね?
大事なレッスンのパートナー バレエシューズも大事に使いたいですね。
少しの汚れやトラブルなら、捨てなくてもよい場合があります。
表面が汚れてしまった時
・布製の場合
濡らした固く絞った布で全体を手寧にふき、陰干しします。
・革製の場合
柔らかな布、革靴用の布にクリーナーや石鹸を少量つけてこすります。
最後に固く絞った布でふいたら陰干しします。
中敷きがはがれてしまった時
バレエシューズの中敷きはもともと剥がしやすく付けてあります。
上級者の中には、より素足に近い感覚で踊りたい人もいて、わざわざ剥がして使う場合もあります。
なので、はがれやすくなっています。
使っていて、はがれてきてしまったら、全部剥がして 布用ボンドで付け直しましょう。
ソールがツルツルになってしまったら
ソールは少し起毛しています。滑り止めのためです。
吐きこんで起毛の中にホコリや松脂(まつやに)が詰まってしまって起毛がなくなり、ツルツルになってしまうと、滑りやすくなり、危険です。
乾いた古い歯ブラシなどでホコリや詰まっているものを取り、ささっつと
毛羽だたせるようにしましょう。
バレエシューズの買い替え時
バレエシューズの寿命は何年とは決まっていません。
レッスン回数、レベルによっても傷み方が違います。
バレエシューズが傷むのはあなたが頑張ってレッスンした証。
つま先がすり減ったり、中敷きが何度もはがれたり、破れたり、修復不可能な傷や、一定期間使うと、臭いが消えなかったりもします。
バレエシューズは自分だけのものですが、レッスン中に先生が回ってきて、
足を直してくださったり、動きの解説をするなかで、足を触ってみてくださいますので、あまりにボロボロになるまで履かなくてもよいでしょう。
それから、足の甲のゴム部分も伸びきってしまうこともあります。
もちろん交換しながら履いても大丈夫ですが、シューズ自体の傷み具合をみながら、買い替えていきましょう。
バレエショップに行く楽しみにもなりますね。
新しいシューズを下すと、やはり気分も上がります。気分新たに、レッスンができること、それだけでも買い替えた価値がありますよね。
バレエシューズで強くなった足(踊るための筋肉がついたという意味)で、
次はトゥシューズを履けるようになりたいですね。