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さだまさしさん 長崎で精霊流し ~2010年父 2016年母の精霊船を送る~ 

投稿日:2018年8月15日 更新日:

8/15日は

さださんの歌でも有名になった、長崎の精霊流し(しょうろうながし)が行われます。

 

よく、あの歌のような

しっとりと、静かなお祭りを想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、

実際の精霊流しは、あんな静かなお祭りではございません!

 

 

 

大量の爆竹がなり、

初盆の家で故人を偲ぶ、思い思いの船を作り、

海への道を曳き歩くのが精霊流しです。

本来は個人の魂を海へと送る 仏教行事ですが、

現在は海の手前で、留めています。

 

 

 

ややこしくなりますが、

今回は

歌の精霊流しの話しではございません。

 

目次

佐田家の精霊流し

 

2010年にさださんの実のお父様、

佐田 雅人(さだ まさと)さんの新盆の際、

佐田家の喪主である、さだまさしさん(本名 佐田雅志)が、

大きな精霊船を曳いたことが地元、長崎や、テレビ番組などでも報道され、

話題になりました。

 

そして、2016年には、お母様 喜代子さんの

精霊船を送っています。

 

 

長崎の「精霊流し」を一躍、全国区にしたのは、もちろん、

あの歌。

あのグレープ(さだまさしさんと吉田政美さんのフォークデュオ)が

1974年にリリースした、グレープ2枚目のシングルでした。

「精霊流し」

 

 

東海ラジオの蟹江アナウンサーが、この歌を大層気に入り、

「毎週毎週、(レコードを)掛けてくれて、名古屋から火が付いた」

と、さださんは当時のことをいつもこういっています。

 

 

大ヒットとなったこの曲。

 

 

歌にあるような、静かなものではないものの、

親しい人、愛しい人、家族を送る 故人を偲ぶ行事には

他なりません。

 

 

一般的には、

灯籠流し が大きくなって、船の形をした山車のようになり、

中国の影響を色濃く受けて、爆竹をならし、結果賑やかになった、

ものだと私は思います。

 

 

なので、本当に友人、家族、恋人の船を曳いている人の

心の中には、歌のような、大切な人との思い出がたくさん

浮かんでは消え、消えては浮かぶ、

そして、最後に船を送った後は、

なんとも言えない、寂しさがあるに違いないと思うのです。

 

 

その歌を作ったご本家の精霊船が曳かれるとあって、

さださんも番組や、地元のテレビ局では

大きな話題になりました。

 

精霊流し ドラマと小説

さださんは、家族について、ご自分について

数冊の私小説を書いています。

 

 

自分の幼少期から、バイオリンを始めて中学で東京にでて、

大学中退、地元長崎に帰るまで、を

歌と同名で、初の長編小説。

 

この3作、

NHKでいずれもドラマ化されています。

「精霊流し」は

2003年 映画にもなり、全国で上映されました。

映画では 内田朝陽さんが さださん役を、

NHKドラマでは 坂口憲二さんが演じてくれていました。

 

「精霊流し」


精霊流し

(Amazonに跳びます)

 

昭和30年代、雅志少年とお父さんとの思い出を

時に笑いで、時にホロホロとくる、語り口調で書いた、

「かすていら~僕と親父の一番長い日~」

昭和30年代、長崎。カステラの香りに包まれた記憶の中には、明るくて、ちょっと迷惑で、それでも皆から愛された破天荒な父と、振り回された家族の姿があった―。
さだまさしが父に捧ぐ「もうひとつの“精霊流し”」。初の自伝的実名小説。
小学館 ¥1,500(税別)

 


かすてぃら

 

こちらはNHKのドラマにもなっています。

菅田将暉さんが、 素敵な青春時代のさださんを演じてくれていて、

ファンとしては、目が点どころかハート💛になって夢中で見てました。

 

東京に出てから、長崎に帰って、吉田さんと歌を始めるまでの、

ほろ苦く、懐かしく、初々しいさださんの姿が描かれています。

「ちゃんぽん食べたかっ!」


ちゃんぽん食べたかっ!

 

文庫版はこちら


ちゃんぽん食べたかっ! 上 小学館文庫 / さだまさし サダマサシ 【文庫】

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ちゃんぽん食べたかっ! 下 小学館文庫 / さだまさし サダマサシ 【文庫】

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さださんと「精霊流し」は

切っても切れない、

代表する歌であり、ふるさとの大切な思い出であり、

宝ものであり、青春の時間でもあるのですね。

 

 

夏といえば、

20年間続けていた、

平和を祈る 無料コンサート「夏 長崎から」もありました。

 

 

さださんにとって、

長崎は特別な場所であることには違いありません。

 

歌がつくられた時のエピソード、

ご自分で、ご両親を送る精霊船。

 

 

愛する人への祈りを乗せて、

長崎のお盆の象徴でもあります。

 

 

歌詞の最後がすべてを表しています。

 

 

「約束通りにあなたの嫌いな

涙は見せずに過ごしましょう。

そして黙って船のあとをついてゆきましょう。

 

 

人混みの中を縫うように

静かに時間が通り過ぎます。

あなたとわたしの人生をかばうみたいに」

 

 

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