バレエは、身体が柔らかい人がやるものって思ってませんか?
バレエのイメージって、
細くて、身体がやわらかくって、リズム感がいい人がやるものって感じですよね。
しかも、
幼稚園とか、小学校低学年の頃からやってないと出来ない…って。
いえ、実はぜんぜんそんなことないんです。
こんなこと、言うのもなんですが、
大人から始めて、プロのバレエ団に入って踊りたい、と思ってバレエ始める方、
いないでしょう。
あくまで個人の意見ですよ。
でも、
プロのバレエの世界は、とてつもなく、広くて狭い、極々一部の世界です。
プロ野球を目指す人の、何倍も、何十倍も狭いと思います。
そんな「バレエ(を踊って)食べて行く」のでなければ、バレエは、誰もがいつからでも始められる、運動であり、趣味となりまます。
目次
バレエは姿勢から。
どんなに運動が出来る人でも、
「まっすぐに立ってください」と言われて
キレイな姿勢が、取れる人はなかなかいないのではないでしょうか。
私が、大人バレエをオススメする、理由は
いくつかありますが、
まずは、姿勢が良くなること。
「まっすぐに立つ」「キレイに立つ」ことを私たち、学校で習いますか?
お尻を出さない、肩をまっすぐ、首を立てて、チカラを抜いて立つ。
そんな事からレッスンは始まります。
だから、運動が嫌いな人ほど、バレエにハマったりします。
走るのキライ。
球技や、団体競技がキライ。
ドッジボールがキライ。
運動会なんて、大っ嫌い。
なのに、バレエは好き。
気がついたら、3年、5年、10年続いてる、
なんて方もたくさんいらっしゃいます。
逆に、運動がものすごく出来て、バスケもバレーもテニスも野球も得意です!
という方は、その、バレエの余りに地味で、細かい神経を使うレッスンが、
もどかしくて、つまらなくて、
早く、クルクル回りたいとか、大きなジャンプしたいって思うかも。
そこに行きつくまで、つまらないからやめちゃう、続かないかもしれません。
音楽にのせて。
バレエは、地味なレッスンが続きます。
まずはバーレッスン。
足の動きを分解して一つ一つ動かしていきます。
それは、以外に足の筋肉を使うのですが、
ゆっくりなリズムから、だんだん、早く大きく動きへと続いていきます。
その度に、つま先、足裏、足首、太もも、お尻へと、筋肉の細かい動かし方の注意があり、
「そんなにいっぺんにできねーよ!」
と叫びたくなります。
指導方法や、先生の厳しさの度合いは
違いますが、
どの先生も、おっしゃる事と、注意するポイントはほぼ同じ。
それは基本が同じだから。
バレエは、一つ一つの動きに美しく魅せるコツがあり、基本があります。
どんな時にも、手先、足先へ神経を行き届かせる、
これがホントに難しいんです。
この、地道さが運動嫌いでも、続けられる理由かもしれません。
しかも、その動きとともに、常に音楽があり、クラシックであったり
時にはジブリの音楽だったり、それだけでも、気持ちが優雅になり、
バレエ気分が味わえるのです。
気分はバレリーナ
どんなに地味な動きでも、身体が硬くても、優雅な音楽に乗せて、
手足を動かす。
そしてその動きは、
舞台でみるバレリーナのイメージです。
そうです、頭の中では、自分の足は、
頭の高さに上がり、手は優雅に動き、
パ・ド・ドゥを踊っている、イメージなんです。
実際、鏡を通して見る自分は、
ため息を、通りこし、笑っちゃうくらいの姿ですが、
音楽に伴う動きは、バレエのそれ。
時にはストイックに、
時には、諦め、不甲斐ない自分にも悔しくなりますが、
美しい動きを追求していく、地道なレッスンは大人だからこそ、
楽しみながら出来る、運動であり、芸術であり、趣味になりえます。
もっと、高く、もっと回れるように、
早く振りを覚えて、
いろんな自分との闘いが見えてきますが、
それがあるからこそ、
バレエの楽しさ、素晴らしさもわかるのだと思います。
気になってるけど、一歩が踏み出せないあなた。
大丈夫。
やってみたいと思っている気持ちがあれば、先生方は喜んで迎え入れてくれますよ。